2026-27シーズンから、Jリーグは秋春制になりました。ただ、寒い時期の試合が急に増えたわけではありません。変わったのは12月だけです。先に3つお伝えします。
- 12月と2月の日最低気温は、水戸で0.5度と-1.2度、長崎で6.0度と4.5度です。同じ日本でも5度以上違います
- 傘はほとんどのスタジアムで使えません。雨や雪ならポンチョかレインコートです
- カイロ、ひざ掛け、毛布、座布団を禁止しているクラブは、調べた16クラブで1つもありませんでした
この記事の内容は、2026年10月1日に各クラブの公式サイト、Jリーグの試合運営管理規程、気象庁の平年値で確認したものです。
冬の試合は62試合あります
Jリーグの日程を数えました。J1の試合は12月に32試合、2月に30試合あります。
| 時期 | 期間 | 試合数 |
|---|---|---|
| 12月 | 12月4日〜12月19日 | 32試合 |
| 1月 | ウインターブレイク | 0試合 |
| 2月 | 2月13日〜2月27日 | 30試合 |
1月は試合がありません。中断期間についてはJリーグのウインターブレイクはいつ?に書いています。
前のシーズンとくらべると
秋春制になる前も、2月と12月に試合はありました。Jリーグの日程で数えた結果です。
| シーズン | 12月の試合 | 2月の試合 |
|---|---|---|
| 2024(春秋制) | 11試合(12月1日〜8日) | 10試合(2月23日〜25日) |
| 2025(春秋制) | 10試合(12月6日のみ) | 30試合(2月14日〜26日) |
| 2026-27(秋春制) | 32試合(12月4日〜19日) | 30試合(2月13日〜27日) |
2月は変わっていません。2025年も30試合あって、2月14日に始まっていました。寒い2月の観戦は、これまでも毎年ありました。
変わったのは12月です。これまでは10試合前後で、12月上旬に終わっていました。2026-27は32試合あり、12月19日まで続きます。試合数が3倍になり、終わりが2週間ほど後ろにずれた、ということです。
ほとんどが昼のキックオフ
12月の32試合をキックオフ時刻で分けると、こうなります。
| キックオフ | 試合数 |
|---|---|
| 13:00 | 4試合 |
| 14:00 | 10試合 |
| 14:30 | 2試合 |
| 15:00 | 8試合 |
| 16:00 | 5試合 |
| 18:30 | 1試合 |
| 19:00 | 2試合 |
夜の試合は3つだけです。ただし16時キックオフの5試合は、終わるのが18時ごろになります。日が落ちてからスタンドを出ることになるので、昼の暖かさで判断すると冷えます。
2月の30試合は、キックオフ時刻がまだ発表されていません。
どのくらい寒いのか
気象庁の平年値(1991年から2020年の30年平均)です。J1のスタジアムがある都市の観測所から、12月と2月を抜き出しました。
| 観測所 | 12月の平均 | 12月の日最低 | 2月の平均 | 2月の日最低 |
|---|---|---|---|---|
| 水戸 | 5.6℃ | 0.5℃ | 4.1℃ | -1.2℃ |
| 熊谷 | 6.5℃ | 1.8℃ | 5.1℃ | 0.3℃ |
| 岡山 | 6.6℃ | 2.1℃ | 5.2℃ | 0.5℃ |
| 鹿嶋 | 7.2℃ | 2.9℃ | 5.4℃ | 1.0℃ |
| 名古屋 | 7.2℃ | 3.4℃ | 5.5℃ | 1.4℃ |
| 京都 | 7.2℃ | 3.5℃ | 5.4℃ | 1.6℃ |
| 広島 | 7.5℃ | 4.0℃ | 6.2℃ | 2.4℃ |
| 東京 | 7.7℃ | 3.8℃ | 6.1℃ | 2.1℃ |
| 千葉 | 8.6℃ | 4.9℃ | 6.6℃ | 2.8℃ |
| 大阪 | 8.7℃ | 5.3℃ | 6.6℃ | 3.2℃ |
| 横浜 | 8.7℃ | 5.2℃ | 6.7℃ | 3.1℃ |
| 神戸 | 8.8℃ | 5.7℃ | 6.5℃ | 3.4℃ |
| 福岡 | 9.1℃ | 5.8℃ | 7.8℃ | 4.4℃ |
| 静岡 | 9.3℃ | 4.6℃ | 7.7℃ | 2.9℃ |
| 長崎 | 9.4℃ | 6.0℃ | 8.1℃ | 4.5℃ |
水戸と長崎で、12月の日最低気温が5.5度違います。2月だと5.7度です。アウェイに行くときは、自分の住んでいる場所の感覚で服を選ばないほうがいいということです。
観測所はスタジアムそのものではなく、その地域の代表的な地点です。鹿島アントラーズのメルカリスタジアムは鹿嶋市にあるので、水戸より2度ほど暖かい数字になります。平均風速は12月でどちらも毎秒1.9メートルで、差はありません。
ここに出ているのは1日のうちの最低気温なので、試合中の気温とは違います。ただ2月に日最低気温が氷点下になる都市がある、というのは頭に入れておいてください。
2月の開幕のころは上を4枚重ねていました
ここからは自分の話です。ただし、秋春制になる前の話だということを先に書いておきます。前は2月が開幕だったので、寒いなかで見ていたのはそのころでした。12月19日に試合がある、というのは今シーズンが初めてです。
2月の開幕のころは、上を4枚くらい重ねていきました。
カイロは使います。ただ、体には貼りません。手に持っています。
足元は特別なことをしていません。靴下を2枚はく、くらいです。
試合が終わって駐車場から車が出るのを待つあいだ、寒くて困ったことはありません。ただ、これは人によると思います。
屋根があるかどうかで変わります
同じ気温でも、屋根の下かどうかで体感が変わります。雨や雪が当たるかどうかも席で決まります。クラブが公式に書いているものをまとめました。
| スタジアム | 屋根 |
|---|---|
| エディオンピースウイング広島 | 全席にある |
| フクダ電子アリーナ(千葉) | 約18,500席の約9割 |
| 埼玉スタジアム2002(浦和) | メインとバック。ただし下段1〜18列あたりは外れる |
| YANMAR HANASAKA STADIUM(C大阪) | メイン、バック後方、ホームゴール裏 |
| JFE晴れの国スタジアム(岡山) | メインスタンドの一部 |
| 町田GIONスタジアム | バックスタンド2階席など |
| ベスト電器スタジアム(福岡) | ゴール裏の自由席にはない |
| 三協フロンテア柏スタジアム | クラブが「屋根が少ない」と書いている |
屋根があっても、風向きによっては吹き込みます。広島は全席に屋根がありますが、前のほうの席は雨や風の向きによって濡れるとクラブが書いています。
スタジアムごとの席の場所と屋根は、鹿島アントラーズ アウェイ戦ガイドからそれぞれの記事に行けます。
傘は使えません
これは知らないと困ります。16クラブの観戦ルールのページを見たところ、8クラブがスタンドでの傘の使用を名指しで禁止していました。残りの8クラブは、そのページに傘のことを書いていません。書いていないだけで、使っていいという意味ではありません。
サンフレッチェ広島はこう書いています。
傘をさしての観戦、応援は危険防止のためご遠慮ください(雨天時は、ポンチョ・レインコートをご利用ください)
ほかの7クラブの書き方はこうです。柏レイソルは「スタンド内で傘を使用しての観戦、応援」、ガンバ大阪は「傘を広げての応援、観戦」、セレッソ大阪は「スタンド内での傘の使用」、浦和レッズは「スタンドでの傘の使用」、京都サンガF.C.は「傘を広げての応援・観戦」、FC町田ゼルビアは「原則、傘を広げての応援、観戦」、東京ヴェルディは「傘を差しての観戦 ※雨天時はレインコートやポンチョを着用してご観戦ください」。文言は違いますが、どれも同じことです。
冬に雨や雪が降ったら、ポンチョかレインコートです。フードがあるものを選んでください。傘があると思って出かけると、濡れたまま2時間を過ごすことになります。
カイロもひざ掛けも持ち込めます
防寒グッズが持ち込めるのかどうかを調べました。結論から書くと、禁止しているクラブは見つかりませんでした。
Jリーグの試合運営管理規程に持ち込み禁止物の条文があります。挙がっているのは、花火、爆竹、発煙筒、銃刀類、殺虫剤、ドライアイス、エアガン、ガスホーン、ビン・カン類、ドローン、調理器具、レーザービーム、ペットなどです。カイロもひざ掛けも毛布も湯たんぽも、ここには入っていません。
クラブごとのルールも16クラブ分見ました。カイロ、ひざ掛け、毛布、座布団、湯たんぽという言葉は、どのページにも出てきませんでした。禁止物として挙げられていない、ということです。
| 持ち物 | 扱い |
|---|---|
| 使い捨てカイロ | 調べた16クラブのページに記載なし |
| ひざ掛け・毛布 | 調べた16クラブのページに記載なし |
| 座布団・クッション | 調べた16クラブのページに記載なし |
| 水筒 | 横浜F・マリノスとセレッソ大阪は持ち込み可と明記 |
| ペットボトル | クラブによって容量の上限があります |
| ビン・缶 | Jリーグ共通で禁止 |
| 傘 | スタンドで使えません |
ただし、調べたのは16クラブで、J1は20クラブあります。それに、Jリーグの規程には「その他運営担当等または警備従事員が持ち込みを禁止した一切の物」という条文もあります。手荷物検査で預かりになることはあり得ます。
横浜F・マリノスは「お弁当・水筒・紙パック・ペットボトル」を持ち込みOK、「ビン・缶・その他危険物」をNGとしています。セレッソ大阪は「ペットボトル・水筒・アルコール類の場内への持ち込みは可能です」と書いています。
温かい飲み物を水筒で持っていけるのは、冬にはありがたいところです。ただ、水筒について何も書いていないクラブのほうが多いので、心配なら事前に問い合わせてください。
ペットボトルの上限はクラブごとに違います。鹿島アントラーズは700ml以下です。全20クラブ分はスタジアムにペットボトルは何mlまで持ち込める?にまとめています。
ひとつ注意があります。鹿島アントラーズは「ハードタイプの保冷材」を禁止物に挙げています。凍っていない状態でも、外装や内容物が硬い素材のものです。保冷剤を使うのは夏だと思いますが、硬いものを持ち込むときは気をつけてください。
座席は硬くて冷たい
スタジアムの座席は、背もたれもクッションもない板のことがあります。水戸信用金庫スタジアムのホーム側は平らな青いベンチで、そこに2時間座っていたら次の日は体中が痛くなりました。
冬はこれに冷たさが加わります。座布団やクッションを禁止しているクラブはないので、持っていけるなら持っていったほうがいいです。折りたためるものが扱いやすいです。
持ち物のまとめ
- 薄い上着を重ねる。脱ぎ着で調整できます
- 使い捨てカイロ。貼らずに持つ使い方もあります
- ポンチョかレインコート。傘は使えません
- ひざ掛けか毛布
- 折りたためる座布団かクッション
- 温かい飲み物を入れた水筒(クラブのルールを確認してから)
- 厚手の靴下。重ねばきでもいいです
- 手袋とマフラーか、クラブのタオルマフラー
このうちルールで確かめたのは、傘が使えないことと、カイロ・ひざ掛け・座布団・水筒が禁止物に挙がっていないことです。残りは一般的な寒さ対策なので、自分に合うものを選んでください。
クラブのタオルマフラーは、応援にも使えて首も温まります。
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確認した公式ページ
- Jリーグ「試合運営管理規程・観戦マナー&ルール」(持ち込み禁止物の条文)
- 気象庁「過去の気象データ検索」(平年値。統計期間は1991年〜2020年)
- Jリーグ「試合日程・結果」(12月と2月の試合数とキックオフ時刻)
- サンフレッチェ広島「スタジアムでの注意事項」(傘、屋根)
- 横浜F・マリノス「観戦マナー」(持ち込みOK・NGの一覧)
- セレッソ大阪「観戦マナー」(水筒、傘)
- 柏レイソル「スタジアム内のルール」(傘)
- ガンバ大阪「スタジアムルール」(傘)
- 浦和レッズ「観戦マナー」(傘)
- 京都サンガF.C.「観戦マナー」(傘)
- FC町田ゼルビア「観戦マナー」(傘)
- 東京ヴェルディ「観戦マナー」(傘)
- 鹿島アントラーズ「試合運営管理規程」(ペットボトル700ml、ハードタイプの保冷材)
観戦ルールは変わります。出かける前に、その日のクラブの案内を確認してください。

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