先に結論を書きます。
水戸信用金庫スタジアムで席種名に「ホーム」が入っている席を買った場合、アウェイチームのユニフォームは着られません。タオルマフラーなどのグッズも身につけられず、アウェイチームを応援する行為そのものが禁止されています。
そしてもうひとつ。「SAミックス指定席」も同じ扱いです。名前に「ミックス」と入っていますが、両チームを応援できる席ではありません。ここが一番間違えやすいところです。
アウェイチームのユニフォームを着て応援したい場合、選べるのはゴール裏ビジター自由席だけです。
以下、詳しく説明します。
対象になる席種の一覧
水戸ホーリーホックの2026/27シーズンの観戦ルールでは、次のように定められています。
席種名に「ホーム」を含む席種では、ビジターチームのユニフォームをはじめ、ビジターチームを応援していると想起される物の使用・着用及び応援行為を禁止
対象になるのは、次の席です。
- SSSホーム指定席
- SSホーム指定席(前段・後段)
- Sホーム指定席(前段・後段)
- SAホーム指定席(前段・後段)
- バックホーム自由席
- ゴール裏ホーム自由席
- SSホーム車椅子席
- バックホーム車椅子席
理由はトラブル防止です。ホームサポーターが集まるエリアに相手チームの格好で入ると、もめる原因になるからです。
【注意】「SAミックス指定席」も着られません
ここが一番の落とし穴です。
席種のなかに「SAミックス指定席」があります。名前だけ見ると、ホームとアウェイどちらのサポーターも入れて、どちらの応援もできる席に思えます。
ですが水戸の場合、SAミックス指定席はメインスタンドに分類され、ホーム側の席と同じ禁止事項が適用されます。アウェイチームのグッズの着用も、応援も禁止です。
ややこしいのは、クラブによって「ミックス席」の意味が違うことです。
たとえば横浜F・マリノスの日産スタジアムでは、席が「ホーム」「ミックス」「ビジター」の3つに分かれていて、ミックスエリアはどちらの応援もできます。アウェイの応援グッズも着用できます。
同じ「ミックス」でも、中身が違います。他のスタジアムでの感覚をそのまま持ち込まないでください。
禁止されているのはユニフォームだけではありません
ルールの文面は「ビジターチームを応援していると想起される物の使用・着用及び応援行為」です。つまり次の3つがまとめて禁止されています。
- 着ること……ユニフォーム、Tシャツなど
- 使うこと……タオルマフラー、旗、レプリカグッズなど
- 応援すること……アウェイチームのゴールで喜ぶ、チャントを歌う、拍手以上の反応をする
ユニフォームを脱げば大丈夫、という話ではありません。ホーム側の席に座る以上、アウェイチームを応援する振る舞い自体が禁止されています。
どうしてもホーム側の席で観ることになった場合は、グッズをかばんにしまい、静かに観るしかありません。
違反したらどうなるか
軽く考えないほうがいい部分です。ルールにはこう書かれています。
禁止行為に違反し、安全確保に問題となる行為を行ったお客様については、退場、または入場禁止の処分に従って頂く場合があります。入場禁止処分は日本サッカー協会およびJリーグのルールにより他スタジアムにも適用される場合があります
ポイントは最後の一文です。入場禁止は、その試合やそのスタジアムだけで終わらない場合があります。日本サッカー協会とJリーグのルールにより、他のスタジアムにも適用されることがあると明記されています。
自分の応援しているチームのホームゲームに行けなくなる可能性がある、ということです。
アウェイのユニフォームを着られるのはどこか
ゴール裏ビジター自由席だけです。
この席では逆に、水戸ホーリーホックを応援していると思われる物の使用・着用と、応援行為が禁止されています。ホーム側とビジター側で、鏡のように反対のルールになっています。
アウェイチームのサポーターとして応援したいなら、迷わずここを取ってください。ビジター席側の詳しいルールは別の記事にまとめます。
ホーム側の席でも、応援できる範囲は席によって違います
ホーム側の席を取った水戸サポーターの方向けの話です。同じ「ホーム側」でも、席によってできることが違います。
| 席 | 常時立ち上がっての応援 | 鳴り物・大旗 |
|---|---|---|
| バックホーム自由席 ゴール裏ホーム自由席 | できる | 使える |
| メインスタンドの指定席 (SSS・SS・S・SA・SAミックス) | できない | 使えない |
メインスタンドの指定席では、常時立ち上がっての応援、鳴り物、大旗、拡声器がいずれも禁止されています。立ち上がれるのは選手入場のときと、試合終了後の選手周回のときだけで、それも自分の席の位置に限られます。
逆に、声を出して立って応援したいならバックホーム自由席かゴール裏ホーム自由席を選ぶことになります。応援の中心になるのは、バックホーム自由席のうちゴール裏ホーム自由席に近いあたりです。
大旗のサイズには基準があります
「大旗」の定義ははっきり決まっていて、Jリーグ公式グッズのLフラッグ(1,015mm×1,575mm、竿150cm)を超えるものが大旗にあたります。この大きさまでなら大旗扱いにはなりません。
鳴り物は、事前のガイダンスで承認されたものだけが使えます。持ち込めば何でも鳴らせるわけではありません。
また21時以降は鳴り物の使用が禁止です。ナイトゲームで試合が長引いた場合は注意してください。
横断幕を出せるのは指定されたエリアだけです。
自由席の場所取りルール
バックホーム自由席とゴール裏ホーム自由席は自由席なので、並ぶ順番が席の良し悪しを決めます。ここにも細かいルールがあります。
- 並び場所の確保ができるのはキックオフの5時間前から。それより前に置いたものは撤去されます
- 並び場所には代表者名と人数を明記する必要があります
- 入場予定時刻の15分前には必ず列に戻ること
- 並び場所を確保しても、入場順が保証されるわけではありません
- 泊まり込みなど、指定時間より前からの待機は禁止です
また、開門後に自分の座席以外の席を確保することは禁止されています。荷物を置いて仲間の分まで押さえる、ということはできません。
何時に着けばこの時間に間に合うかは、水戸信用金庫スタジアムのアクセスと駐車場の記事にまとめています。車で行く場合は駐車場が埋まる時間との兼ね合いもあるので、あわせて読んでみてください。
持ち込みが禁止されているもの
- 紙ふぶき、紙テープ
- トランシーバー
- レーザーポインタ、ホイッスル、チアホーン、バルサホーン、ブブゼラ
- ビン・カン類(紙コップに移し替えれば持ち込めます)
- 大型の傘(グッズの傘も含みます)
- ベビーカー(ゲートの外で預かってもらえます)
- 持参した椅子(芝生席では使えません)
傘は扱いに注意が必要です。大型のものは持ち込めず、ゲートの中では傘そのものを使えません。雨の予報なら、傘ではなくカッパやポンチョを用意してください。屋根のない席だと、これがあるかないかで快適さがまったく違います。
飲み物はビンや缶のままだと持ち込めません。ゲート前で紙コップに移し替えることになるので、最初からペットボトルか水筒にしておくと手間がありません。
ゴール裏の自由席にはスタンド席と芝生席があります。芝生席で自分の椅子を使うことはできないので、レジャーシートを用意するといいと思います。
なお、再入場はできます。係員に再入場券を見せてください。
水戸のルールは、他のクラブより厳しめです
この手のルールはクラブごとに違います。比べてみると、水戸はかなりはっきりした線引きをしているほうです。
| クラブ | ホーム側でのアウェイのユニフォーム |
|---|---|
| 水戸ホーリーホック | 席種名に「ホーム」が入っていたら一律で不可。ミックス席も不可 |
| 鹿島アントラーズ | エリアごとに細かく分かれる。ビジター専用シート以外にも着用できる席がある |
| 横浜F・マリノス | ホーム/ミックス/ビジターの3区分。ミックスなら着用できる |
水戸のやり方は、席種名を見れば判断できるという点では分かりやすいです。迷う要素がありません。
ただし、他のスタジアムに慣れている人ほど引っかかります。「ホーム側にも着られる席があるはず」「ミックスなら大丈夫だろう」という感覚が、水戸では通用しないからです。
まとめ
- 席種名に「ホーム」が入っていたら、アウェイのユニフォーム・グッズ・応援はすべて不可
- 「SAミックス指定席」も不可。名前に反して両サポ用の席ではありません
- 禁止されているのは着用だけでなく、応援する振る舞いそのもの
- 違反すると退場や入場禁止。入場禁止は他のスタジアムにも適用される場合があります
- アウェイのユニフォームを着られるのはゴール裏ビジター自由席だけ
- ホーム側でも、立って応援できるのはバックホーム自由席とゴール裏ホーム自由席だけ。メインスタンドの指定席は不可
- 自由席の場所取りはキックオフ5時間前から。それより前に置くと撤去されます
- ゲート内では傘を使えません。雨ならカッパを
ビジター席側のルールは水戸信用金庫スタジアムのビジター席ガイドにまとめました。ホーム側とは鏡のように逆のルールになっていて、しかもビジター席には前売り券がありません。アウェイ側で観る予定の方はこちらもご覧ください。
スタジアムへの行き方と駐車場については、水戸信用金庫スタジアムのアクセスと駐車場で詳しく書いています。
※ この記事の情報は2026年8月28日時点のものです。ルールは変更されることがあります。実際に行く前には、水戸ホーリーホックの公式サイトで最新の観戦ルールを確認してください。

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